鋼板の原価
いわゆる「鉄板」の材料原価について。
機械・建築分野でよく使われる鉄板には、
- SPCC(生材、自分の知っているところは何処も三価クロメートめっきをかけて使う)
- SECC(電気亜鉛めっき、いわゆるボンデ鋼板)
- SGCC(溶融亜鉛めっき、トタンに近い)
- ZAM®※(SGCCの亜種)
といったものがあり、当然それぞれ材料原価は違ってきます。
仕事で材料原価を比較する機会があったので、大雑把ですがそれぞれの比率を書き留めておきます。
ただし、取引先により得意(安い)な材料と不得意(高い)材料があるので、あくまで目安程度に。
SPCC(生材)を1.0とすると、
- SPCC+三クロめっき 1.5-2.0
- SECC 1.1-1.2
- SGCC 1.2-1.8
- ZAM® 1.2-1.4
といった傾向になるようです。
SGCCについては、「最近数が出ないから高くなった」とのことだったので、業者によってはSECCより安いかもしれません。
※1)「ZAM」は、日新製鋼株式会社の登録商標です。
2)「ZAM」は、日新製鋼株式会社が開発した溶融亜鉛Zn-アルミニウムAl-マグネシウムMg合金めっき鋼板の商品名です。